こけしブログ クラブこけし物語

クラブこけし物語と題したストーリーによって 所有するこけしを紹介

カテゴリ : 店外編:国内旅行

『石三昧 in 奈良』と称し、クラブこけしのこけし娘ゆさことピヨピヨの観光は続く。
「ゆさこちゃん、次は亀石を見に行くよ。この明日香村のシンボル的岩なんだから!大人気スポットよ!」
「本当かいなピヨちゃん?今までの『亀形石像物』とか『酒船石
とか地味すぎて誰もいなかったじゃん。
どうせまたそんなんじゃないの?」
そんな会話をしながら亀石へと向かう二人、道には徐々に人の流れが厚くなってくる。
そして亀石に到着した時、その光景にゆさこは驚愕した。
亀石1
「なんじゃこの人の多さ!ねえピヨちゃん、何これ?何の巡礼?」
「うふふ。亀石に到着よ!どう、何だかユーモラスで可愛い岩でしょ。」
「いやピヨちゃん、地味だよ!相変わらず地味だよ!でも何この人気?みんな岩の周りを廻ってる!」
「どうやら団体さんのツアーコースになってるようね。」
「そんな魅力がこの亀石にあったとは・・・謎だわね。」
「謎と言えばこの岩も何時、何の目的で出来たかは不明なんだけど・・・ひとつ言えるのは・・・」
「何、何なのピヨちゃん?」
「実はこの岩は・・・ちょっとづつ回ってるんだって!!!」
「キャーーーッ!」
「そして亀がある方角を向くとき・・・明日香村には大洪水が!!」
「ひええぇっ!」
亀石2
「ありがとうゆさこちゃん、そんな素敵なリアクションしてくれて。
ささ、さっき買っておいたこの『亀石焼菓子』と一緒に記念撮影しましょ!」
『亀石焼菓子』・・・、語呂の悪いお菓子ね。亀石焼でいいのに・・・。」
二人の『石三昧 in 奈良』はもう少し続くのである。
つづく
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この亀石目的の観光客の多さにはビックリでした。
こけし写真を撮るのもおかげさまで恥ずかしかったです。
『亀石焼菓子』、なかなかの愛嬌です。
餡は入っていないので結構口の水分を奪います。

前々回から引き続き、奈良旅行を続けるクラブこけしの二人組ゆさことピヨピヨ。
春日大社で満足な本殿参拝が出来ずテンションの下ったゆさこに、ピヨピヨが言う。
「じゃあ次は私が行きたかったところに行こうよ。題して“石三昧 in 奈良”よ!」
「“石三昧”?ピヨちゃん何それ。まあいいや、行ってみようか。」
そうして二人がやって来たのは飛鳥時代の遺跡が多く残る明日香村であった。
亀形1
「ゆさこちゃん見て!『亀形石造物』!1400年前の代物よ!」
「おお、確かに亀だね。そして大きな和式便器。何なのこれ?」
亀形2
「品の無い言い方しないでよ。祭祀の為のものという説もあるけど何なのか定かじゃないみたい。」
「ふうん。」ゆさこ的にさほど興味はない様であるが、ピヨピヨはこういった謎の遺跡的ジャンルは好きらしい。
「じゃあ次行くわよゆさこちゃん!」
隣接する位置にある『酒船石』に移動した二人。
酒船1
「どうゆさこちゃん!『酒船石』よ!見てよこの謎の溝。飛鳥のロマンを感じるわよね!」
「う、うーん・・・、何これ。」
「定かじゃないんだけど、お酒を作ったとか薬を作ったとか諸説あるのよ。」
「これも定かじゃないんだ・・・。飛鳥時代の物なの?」
「それもちょっと良く分からないらしいけど・・・、何なの?ゆさこちゃん、飛鳥のロマンを感じてないの?」
「いや、その、古い物でなければロマンって程でもないかなーなんて・・・。」
「もう!古さだけじゃなくて、こういう謎もひっくるめてのこの飛鳥という地のロマンなのよ!」
「左様でございますか・・・。」
酒船2
「何その冷めた感じ。じゃあゆさこちゃん、この溝をUFOが作ったとしたらどう思う?」
「ああ、そっちにいっちゃったか・・・。ピヨちゃんそういうの結構好きだもんね・・・。」
ゆさことピヨピヨの“石三昧”観光はまだまだ続くのである。
つづく
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奈良県明日香村、なかなか長閑な地域で、
『日本の心の故郷』と言われる感じは伝わってまいりました。
酒船石にこけしを置いたのは恐らく私が初めてでしょう。
といっても柵で囲ってもいないので、もっと色んな事をした人がいるでしょうね。
これら謎の石造物達に、私は結構“飛鳥のロマン”感じます。

クラブこけしの奈良旅行、春日大社でゆさこがブー垂れていた頃(店外編50)、
店のこけし娘“店長”
2156話ほかとクラブこけしオーナーは東大寺にやって来ていた。
かつてオーナーの勝手な思いで店に採用された店長だが、今回も彼の思い込み撮影は暴走していた。
東大寺1
「さすが店長ちゃん!凛とした感じがお寺の静謐さに良く似合っておるよ。お寺好きでしょ!」
「はあ・・・、ありがとうございますオーナー・・・。」
「御朱印集めとかもするのかな!店長ちゃんも御朱印ガールなんでしょ!わかっておるのだよ!」
「いえ、別に・・・その、お寺に女性が来たからといって皆がそういう訳では・・・。」
モヤモヤする店長だが、上機嫌なオーナーを前に強く言い出す事は出来ない。
その一方、熱心な写真撮影に悪い気もしていない彼女である。
期待してくれる人がいるのならば、それに答えるのも一つの役目だろうと、
そんな思いで店でも中間管理職的立場をこなす。店長は出来たこけし娘なのである。
しかしそれとは別に、彼女はもうひとつモヤッとするものを感じていた。
(何だか私よりももっとシチュエーションにお似合いの方がいたような・・・?)
そうこうする中、二人は大仏殿に到着、そこでもオーナーは写真撮影に大ハッスルである。
東大寺2
「さすが店長ちゃん!大仏がバックでも大変お似合いであるよ!天平時代の空気感が甦るようだよ!」
その言葉で店長はハッとする。「天平ちゃん!!」
“天平”(75話)とはオーナーの愛人が経営するこけしのモデル事務所に所属の娘の名である。
「オーナー!今回の旅行、天平ちゃにも声かけましたか?」
「!・・・忘れておった・・・、確かにうってつけの名前の娘ではないか!悪い事をしたのう・・・。」
後日、旅行に誘えなかったことを天平に詫びたところ、さらりと
「別にいいわよ。それよりサンバよ!ブラジルにでも行く時は忘れず声かけてね!」
と、こちらも見た目と中身のギャップの大きい娘なのであった。
つづく
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旅行のシチュエーションに合わせ、持っていくこけしを選抜するのですが、
このブログに登場したこけしの全ては我が家になく、
半分は愛人宅にいるため、うっかりで後悔することがあります。
あの仏顔をした佐藤幸太型のこけしを奈良に連れてきていれば別の話にもなったことでしょう。
こけしの数は増えましたが、改めて気を引き締めて皆に愛情ある目を向けたいと思います。

前回からのつづき、奈良の春日大社に到着したゆさことピヨピヨの二人。
春日大社1
「春日大社!到着したねゆさこちゃん。」
「日本の春日神社の総本社!4人の神様を祀る春日造りの本殿が4つ並ぶ珍しい神社なのよ!」
「おお、よく勉強したねゆさこちゃん。」
「もちろん。ピヨちゃん、今回の意気込みは違うんだから!」
意気揚々と門をくぐり進むゆさこは次の一文を目にする。『本殿参拝初穂料500円』
「くぅ・・有料だったか。神社なのに・・・。」
「まあ仕方ないよゆさこちゃん。世界遺産の一部なんだし。」
ゆさこは渋々と入場券を買い中に入っていく。
「悔しいけど元は取るわよピヨちゃん。さーてさて、本殿4連発はどれかな・・・・あれ?近くで見れない!?」
「・・・近づけないんだね。辛うじて隙間から見れるけど。」
「くそうっ!!騙された!ピヨちゃん、文句を言いにいくわよ!」
「よしなよゆさこちゃん。見れる範囲で我慢しなきゃ。ほら、吊り灯籠もこんなに。なかなかの景色じゃない。」
春日大社2
「くぅ・・・、何だかすごくお茶を濁されている気がするわ。」
「この灯籠だって結構歴史あるものらしいよ。」
「でも本殿を見たかったのにこの気持ちのやり場が・・・。
よし!オーナーに500円返してもらって柿の葉寿司でも買おうピヨちゃん。」
「そうね。お門違いな気はするけどそうしましょう。」
こうして二人に押しきられる形で入場料を補填してあげたクラブこけしオーナーであった。
つづく
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どうやら本殿の特別公開は6月一杯で終わっていたようです。
次は20年後とか。
しっかり見れたとしても多分「ふーん。」程度の感想だったでしょうが、
見れないとなると妙に悔しいものです。
しかしながら、神社の朱とこけしは写真映えするので良しとします。

クラブこけしの秋旅行でやってきたのは奈良。
仲良し二人組のゆさことピヨピヨ(102話、店外編18)のとりとめのない会話がつづく。
「やってきましたねぇ奈良!いつも出不精のゆさこちゃんなのに今回よく参加したね?」
「よくぞ聞いてくれましたピヨちゃん。そもそも
クラブこけしの発起人は私なのよ。」
何かしら。何だか空気が獣臭いわ。あ、ごめん。で?」
「だから時々こうして存在感を示しておこうと思って。オーナーも忘れかけてるわ。
そもそも私がいなければ
クラブこけ・・・」
奈良1
「鹿!鹿よ!ゆさこちゃん!」
ピヨちゃん聞く気ないわね。」
「私たちの胴模様が色をそえて、何だか花札の図柄みたいね。」
「うん確かに。♪は~なぁも~ 嵐も~ ふ~みこぉえて~♪」
「どうしたのゆさこちゃん急に歌って。」
「いや、正月にオーナーと花札やったとき歌ってたから。オーナーのおばあさんが歌ってたんだって。」
「正月にそんなことしてたんだ・・・。」
「ところで
ピヨちゃん、猪鹿ときたら何?」
「それは蝶でしょ。あの牡丹柄の蝶で猪鹿蝶。花札の役よね。」
「それがさ、オーナーは雁だって言い張るの。猪鹿雁で『嵐』って役だって。」
「何それ!超ローカルルールだよ!」
「だよねー。私も納得いかなくてさ。そういうのは前もって・・・」
「きゃっ!鹿の糞踏んだ!あ、ほら、春日大社見えてきたよ!」
ピヨちゃんって結構自由よね・・・。」
そんな女子っぽいとりとめの無い会話ながらもテンションの上がりつつある二人の観光はつづくのである。
つづく
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というわけで、奈良旅行編に入ってまいりました。
内容薄いかもですが、当面これで引っ張りそうです!
紅葉模様のこけしだったらもっと完璧な写真でしたね。
花札のルールは小学生以来なのでもう忘れてしまいましたが、
猪鹿雁はどうやら信州のローカル役だったらしいこと、
そして♪花も嵐も~♪という歌が『
旅の夜風』という歌だったこと、最近知りました。
マニアックな話ですいません。

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