こけしブログ クラブこけし物語

クラブこけし物語と題したストーリーによって 所有するこけしを紹介

カテゴリ : 店外編:海外旅行

委員長・ナオシ・こもっふんのリスボン観光(店外編9596100)も最終盤。
委員長に率いられ一行がやってきたのは市内の鉄道駅『オリエンテ駅』であった。
オリエンテ駅1
1998年開催のリスボン国際博覧会の際、会場最寄りに建設された構造的な造形美に富んだ駅舎である。
プラットフォームに出ると、例によって委員長はナオシとこもっふんに解説を始める。
オリエンテ駅2
「はい、これがかの高名なスペイン出身の建築家カラトラバさんの作品です。穴場スポットよ!」
「ふ〜ん。誰それ、聞いたこと無いわ。こもっふん知ってた?」
「さすがに知らなかった。」
「この繊細な骨組みとガラス屋根!まるで木立の中にいるような清々しい造形ね!」
「うん・・・まぁ、そんなものかしらね。」
建築的なものにあまり興味のないナオシとこもっふんは反応薄である。
「はいはい皆さん、学習はまずは興味を持つことからですよ。いつ学ぶか、今なのよ!」
「面倒臭い感じになってきたわね。そもそも委員長、これ地味すぎなのよ!
駅って何よ!もっと楽しい場所が他にあるんじゃないの?こもっふんもそう思うでしょ!?」
「わたしファドが聞きたいな!夜に居酒屋とかで聞けるんでしょ?連れてってよ委員長。」
「それは駄目です!」
「ええ!?何言ってるのよ委員長!せっかくポルトガルまで来たのに!?」
「海外でそのようなナイトスポットに行くのは治安上問題があり、かつ不健全です!」
ナオシとこもっふんは委員長に食い下がるが、彼女は折れない。
「夜はみんなでウノをやり、そのあと枕投げと既に予定は決まっています。それが修学旅行です!」
「これ修学旅行だったの!?」
委員長のスケジュールは絶対である。
その後も予定通りに進行した一行のポルトガル・リスボン観光の幕はこうして降りるのであった。
つづく
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ファドを聞かなかったり等、やり残し感もありますが疲労でなかなか多くを詰め込めなくて・・・
ともあれオリエンテ駅は見れて満足。凄いと思うのですが観光的スポットはほぼあたっていません。
こけしが持ち込まれたのも初めてでしょうが、なかなかシュールな写真に思っています。
おまけ写真で万博会場に残るリスボン館、薄っぺらい屋根はなんとコンクリート!異様です。
ポルトガル館
といったところでポルトガル編はここまで!お付き合いどうもありがとうございました。

リスボン市内観光(店外編9596)を引き続きしている、委員長・ナオシ・こもっふんの一行。
委員長の組むスケジュールは観光とは言え、そのスタイルは修学旅行のように教育的である。
そんなスケジュールにのっとりやってきたのは『サンタジュスタのリフト』。
サンタジュスタ1
市内の高低差解消のため1902年に出来た、ネオゴシック様式の趣ある屋外エレベーター施設である。
サンタジュスタ2
「街なかにエレベーターという先進的発想!その優雅な佇まい、これは正にリスボンの象徴なのです!」
「お、委員長、熱いわね。まあ確かに存在感はあるけど・・・こもっふん、どう思う?」
「まぁ、あれば便利だけど・・・蔵王温泉の坂道だって結構きついけど、それなりにやってきたし・・・」
それを聞き委員長はプルプルと震え始め、髪を耳にかき上げる仕草と共に言い放つ。
「こんバカチンがぁ!!『7つの丘の街』とも言われるリスボンを舐めてるんですかぁ〜!」
「え、なに委員長、そんなキャラも持ってたの?」
「このエレベーターはぁ、街の起伏と戦ってきたリスボンにおける栄光の“都市設備”なんですぅ!
かつて黄金時代を築いたポルトガルの結晶なんですよぉ、こんバカチンがぁ!」
「都市設備とは説得力ある言い様ね。で、分かったからそのキャラもういいわよ委員長。」
「あ、あら失礼!学んでほしくってちょっと熱血キャラが入っちゃったわ。オホホ!」
そうして一行はリフトに乗り高台の広場に出ると、折しも街は夕日に染まる時間になっていた。
「ナオシちゃんこもっふんちゃん、街並みが夕日に染まって綺麗ね!さあ皆で歌いましょ!」
「委員長、何急に!?何唄うの?」
「♪暮ぅれぇ〜なずむぅ〜街のぉ〜 ひかぁりとぉ 風のぉ〜中♪」
「まだ抜けてなかったんんだ・・・」
熱くなると金八化することが判明した委員長だが、なんとなく納得もしたナオシとこもっふんであった。
つづく
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このエレベーター施設、その優雅さからエッフェル塔と同じ設計者と思われがちらしいですが、
実はそのお弟子さんの設計によるものらしく、私もずっと勘違いしていました。
というか、私の建築ガイド本には「さすがはエッフェル氏の作!」と、
高名な建築家が
堂々と評をよせている有様、いい加減なものです。
ともあれ、サンタジュスタのリフトとこけしがすっくと居並んだ稀有な景色の写真でございます。

ミナオとミズキのポルトガル観光(店外編9798)は続く。
二人はクラブこけしのオーナーを伴い、その日はリスボン近郊の街『シントラ』を訪れていた。
宮殿や城跡等を含め『シントラの文化的景観』として世界遺産にもなっているカラフルな景観の街である。
ガイドブックでこの街のカラフルな景色に魅了されていたミナオとミズキ。
その風景の中で自分達の写真を撮ってもらうことを楽しみにしていたのである。
こうして街の広場でオーナーに写真を撮ってもらった二人は、その出来を確認にデジカメを覗き込んだ。
シントラ
「・・・なんだかあんまりカラフルに撮れてないわ。どう思うミズキちゃん。」
「うん。ガイドブックのは空や建物や緑がもっと際立ってたわ。オーナー、ちゃんとしたの撮ってよ。」
「しかしのう、今日の曇った天気ではこれが限界のような・・・」
「出た!天気のせい!そういうのをカバーするのが‘腕’なんじゃないの?気合が足りないのよ。」
「うぅ、それにこのデジカメももう6年選手で性能的にもその・・・」
「出た!カメラのせい!そもそもオーナー、その『簡単モード』しか使えてないじゃん。もっと努力してよ。」
「そうよそうよ、もっと色んな設定ができるカメラなんじゃないの?」
「ううぅ、そうなのだが君たちを置いて設定とかに時間をかけていると、周りが奇異の目でこっちを見て・・・」
「くぅ・・・結局はオーナーのメンタルの問題か。」
「まあオーナーの根性不足は周知の上、モノより思い出よミナオちゃん。」
「そうね、この景色を心に焼き付けましょう。思い出の美しさに叶うものはないのよ!」
根性論をよく持ち出しがちなミナオとミズキだが、一方その前向きさにも定評があり、
クラブこけしに於いては数少ないポジティブガールズなのである。
つづく
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周りの目に対してメンタル的なものを結構要求されるこけし写真ですが、
それをさて置いても、風景写真は如何ともしがたく天気に左右されます(よね!?)。
それを補う設定をマニュアルで出来るのかもしれませんが使いこなせておりません。
というかそもそも三脚を持ち歩かないので、結局設定できる露出の幅がとても狭いのです。
結論私の努力不足なのですが、それらを棚に上げスーパーカメラの登場を夢見ちゃったりしております。

前回に続きポルトガルの街『オビドス』観光をする“ミナオ”“ミズキ”のこけし娘とクラブこけしのオーナー。
ここオビドスの名物は“ジンジーニャ”というさくらんぼのリキュールを、
チョコレートの小さな器で飲むというもので、早速オーナーにねだるこけし娘二人である。
「せっかくの慰安旅行なんだから飲み会もセットよね。もちろんオーナー持ちで。ねえミズキちゃん。」
「そうね、同じ職場で働く者同士、こういう飲みが絆を深めるのに大事なのよ!」
「いわゆる‘飲みニケーション’かね。今時の娘にしては珍しい。よし、おごってあげよう。」
若い娘にねだられ悪い気のしないオーナー、そして女子っぽい飲み会を期待する。
オビドス3
こうして運ばれてきた“ジンジーニャ”飲み始めた一同。
しかし酒が進むにつれ、徐々にミナオとミズキのテンションは独特なものへと変わっていく。
「ささっミズキ選手、もう一杯!」
「これはこれは、ミナオ選手もグイッと!オーナー選手もグイグイ行って!今日は無礼講と言うことで!」
「体育会ノリな上にオヤジくさい、何だかイメージと違うのう・・・。」
彼女らのモットー「飲みは絆を深める」というのはまさかの昭和の精神そのものであった。
「ミナオちゃん、ミズキちゃん、私はお酒はあまり行けない口なのだよ。」
「大丈夫よオーナー選手!最初は皆そう、飲んで吐いて強くなるのよ!ねっミズキ選手!」
「そうそう!賭けてもいいわよ。はらたいらさんに3000点!ってね!ささっ飲んで飲んで!」
こうしてオヤジくさいテンションながらもミナオとミズキはオビドスを満喫し、
最終的に上機嫌に酩酊した二人を背負ってリスボンへと帰るオーナーであった。
つづく
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オビドスをもうちょっとだけ紹介いたします。
“ジンジーニャ”はさくらんぼのトロッとした甘ーいお酒で、ポルトガルの名産ですが
チョコの器でというのがオビドススタイルのようです。下戸の私も美味しくいただきました。
そして前回から寂しげな街の写真が続いてしまいましたが、
実は急にパレードも始まっちゃうような活気のある一面もある素敵なところでした。
オビドス4

クラブこけしからポルトガル旅行に参加したこけし娘の中に“ミナオ”(44話他)と“ミズキ”(94話他)もいた。
二人とも仲が良く、そしてバイト経験が豊富なため、働きの手際良さには定評がある。
そんな二人がクラブこけしのオーナーと共にリスボンから足を延ばしバスでやって来たのは、
『オビドス』という城壁に囲まれた風情ある小さな町であった。
城壁に登り町を一望しつつ、オーナーはご満悦でミナオとミズキに語りかける。
オビドス1
「海外に慰安旅行なんて、ウチはなんと素敵な職場だと思わんかね!二人とも今後もバリバリ頼むよ!」
「わぁ!ほんと、すごい景色ねミズキちゃん。」
「そうねミナオちゃん!石造りの白壁がポルトガルらしいわね!なんだけど・・・」
「あ、やっぱりミズキちゃんも引っかかってた?」
「どうしたかね二人とも?」
「オーナーの言い回しに何だか『パワハラ』感があったわ。ねえミズキちゃん。」
「うん、感じる感じる。上から目線の強要感があるわ。私達、労働環境にはうるさいのよ。」
「な、何を言っているのかね。そんな息を揃えちゃって、もしかしたら二人はデキているのかな~?」
「はい『セクハラ』来ましたよ。最低だわオーナー。」
「まったくだわねミナオちゃん。どの口が素敵な職場なんて言ったものかしら。」
「冗談で重ねてみただけであるよ。その辺はちゃんとわきまえておるのだよ!」
「怪しいもんだわ。オーナーは置いていきましょミズキちゃん。」
「そうねミナオちゃん!」
何だかんだで旅行に参加できた二人の機嫌は良く、
「モラハラ反対!」と唱えるオーナーと共にオビドス観光が始まったのであった。
つづく
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城壁などの縁のギザギザシルエットにはとてもワクワクさせられるものがあります。
子供の時分に憧れた童話の世界のような景色だからでしょう。
まさかここにこけしを持ってきて写真を撮るような大人になると思いもしませんでしたが。
この城壁、手摺もなく場所によっては怖いことになっているのですが、それが良かったです。
オビドス2

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