こけしブログ クラブこけし物語

クラブこけし物語と題したストーリーによって 所有するこけしを紹介

カテゴリ : 店外編:こけしの産地・温泉

クラブこけしの鳴子娘達が、オーナーと1泊2日の鳴子温泉旅行に行ったときのこと。
各々旅行を満喫した後、様々な思いを胸に鳴子温泉駅で東京への上り電車を待っていた。
ぶす子(ちょっと一息4)は物思いに耽りつつ、鳴子の駅前広場を見下ろしていた。
鳴子1
「やっぱり故郷は癒されるわね。これからまた東京砂漠に戻るのね・・・。」
しんみりしていると“うんきち1号”(82話83話ほか)がやって来た。
鳴子2
「ぶす子ちゃん、何黄昏ているの?そんなムード出したって、ブスなんだから似合わないよ。」
「あなた・・・、そのデリカシーの無さは一回りして尊敬に値するわね・・・。」
しかし、しんみり気分も少し和らぎ、前向きな気持になるぶす子であった。
程なくして“あきこ”(92話)と“おさげ”(86話)と、そして謎のこけしカップルが合流してきた。
鳴子3
「ぶす子ちゃん、私達もご一緒していいかしら?」
「あら、おさげちゃんにあきこちゃん。一緒に鳴子をなごり惜しみましょう。ところでこの御カップルは?」
「・・・まあ・・・、気にせずいっしょに居ちゃいなよ。」
あきこに『居ちゃいなよ』と言われるも、急に現れた謎のカップルに何とも違和感のぬぐえないぶす子。
そんな状況が結構続いた後、“ゆさこ”と“ゆさ姉”が現れた。ゆさ姉が皆に言う。
鳴子4
「皆さん早くに集まりすぎよ。オーナーは鳴子の電車の時間感覚が無いんだから。東京者はダメよね。」
ぶす子は堪らずこっそりとゆさこに話しかける。
「ねえゆさこちゃん、このこけしの御カップルはどちら様なの?」
「・・・電車、遅いね・・・。」
ぶす子の疑問は結局解消されぬまま、鳴子の日は暮れていった。
謎のこけしカップルの正体が明かされるのは、また後のお話である。
つづく
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鳴子温泉駅名物?のすり鉢ベンチの上で、電車を待つ間ずっと撮影してました。
鳴子でやることも無くなり、駅で
ただ電車を待つ感じの時間経過を、
写真から感じていただければ幸いです。(徐々に灯る街灯)
鳴子旅行自体はもちろん楽しかったですよ!

クラブこけしのオーナーと愛人は、お忍び旅行で岩手県は鉛温泉の『藤三旅館』を訪れていた。
今回、一応故郷だからということで同行したのは、
クラブこけしの“もちっ娘”(40話ほか)と、御用聞きの出入り業者“キンゾウ”(39話70話)であった。
温泉を満喫する
オーナーと愛人をよそに、キンゾウはもちっ娘のナンパに熱を上げていた。
鉛1
「ねえ、もちっ娘ちゃん、二人きりだね。」
「え、ええ・・・。そ、そうね。(何で出入り業者の彼が付いて来たのかしら?)」
「ほら、幻想的な雪景色だよ。まるで僕たちの帰郷を祝福しているようだね。」
「は、はぁ・・。(キャー!何だかキンゾウさん変なムードを出し始めているわ!)」
「でもこの雪の白さも、もちっ娘ちゃんの白さに比べれば・・・。」目を細めるキンゾウ。
「ちょ、ちょっとキンゾウさん・・・。(あぁ、なんてデリカシーの無さ。ほんとエロガッパだわこの人!)」
助けを求めキョロキョロするもちっ娘に愛人が気がつき、助け舟がでる。
「もちっ娘ちゃん、こっちで一緒に一杯やりましょうよ。
キンゾウ、あんたはちょっとお酒の注文とってきて!それが仕事でしょ!」
「へ、ヘイッ!」
愛人に恨めしそうな目をしつつも命令に渋々従う、御用聞きが性分のキンゾウであった。
時同じくして、藤三旅館1階のロビーではキンゾウの地元友達が話し合っていた。
鉛2
「キンゾウの奴、かわいい娘連れてたわね。今頃うまくやっているのかしら?」
「いやー、無理だろ。下心が顔に出まくってたし。」
「なによ、アンタだって同じような顔してるじゃない!」
「いや、キンゾウはとりわけだね。それにアイツは会話が上手くない。すぐにいやらしくなる。」
「アンタだって昔は似たようなもんだったわよ。」
「ええっ!・・・」
こうして鉛温泉の夜は更けていくのであった。
つづく
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鉛温泉に真冬に行きました。
山深く、そして雪深くてとても情緒があり感動いたました。
藤三旅館内には梅吉型のこけしが並んおり、
(ああ、彼らの故郷に来たのだな)という感じがしたものです。
日本一深い自噴天然岩風呂「白猿の湯」(混浴!!一人でしたが・・・)、
とても良かったです。

どうも皆様ごきげんよう、お久しぶりの“こもっふん”(27話ほか)でございます。
ナオシ姉ちゃん(25話ほか)の教育係に妹ながら抜擢された私ですが、
今日は私の故郷、蔵王温泉の『能登屋本店』をちょっぴりですが写真で紹介いたしますよ。
まずは数枚ご覧あれ!
能登屋1
能登屋2

もふ、もふ、もふ、もふ・・・・!!!どうですこの圧巻の景色!皆私の姉妹でございます!
もっふん娘が名家の名に恥じぬよう規律を重んじ、日々研鑽を積んでいる本拠地なのです。
そしてここでいきなりの、こもっふんク~イズ!さてさて私はどこでしょう?正解は・・・
能登屋3

はい、ここでした!どうです?みな優秀な娘達なのですよ。
おっと、値札が付いてましたね。ちょっとお高いと思うかも知れませんが、
それだけ私達も日々努力していますのでがっかりはさせませんよ!
あと、蔵王温泉にお越しの際はこの『稲花餅(いがもち)』を食するのを忘れずに。
もっちりと瑞々しくてとっても美味しいですよ!
いがもち船
いがもち舟を漕いで私がお届けします・・って、写真ボケてるわね・・・。
オーナーの腕の悪さはデジカメになっても相変わらずね。
と、ちょっぴりですがご紹介したところで、今日もナオシ姉ちゃんに礼儀作法のお稽古をつけないと・・・?
あれ?誰かが呼んでるような。
「おーい、こもっふん、パルコいこうよ~。」
「ハッ、ナオシ姉ちゃんたらまたこのタイミングで。ダメよ!お稽古が先だからね!!」
「え~、良いじゃんそんなの。ほら、あんみつおごってあげるからさ~、
黒蜜がトローリって、おいしいよ~!」
「あ・・・あん・・みつ!・・・黒蜜トローリ・・・!!ほんとに・・・!?・・・。」
□  □  □
ナオシの誘惑に結構弱いこもっふん、果たしてどうなったのでしょうか
(^^)
ナオシやこもっふん、またパルコのくだりついては、お暇でしたら物語本編からどうぞ。
第25話 ナオシとパルコ
第27話 こもっふんの派遣
第34話 ヤマデラの甘言
第64話 委員長の仕切り
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蔵王温泉に行き、能登屋さんでこの光景を見たときの感動が
少しでも伝わりましたでしょうか。
大きめのやつが並んでいる姿は、炎の7日間の巨神兵のごとき迫力です。
他にもお土産屋さんや、こけしは点在しており大変楽しい旅行でした。
特筆すべきは蔵王温泉のお湯!(ていうか、こっちが本来でしょうが)
こんな濃い温泉(味とか硫黄の匂いとかトロトロ感とか)初めてでした。
体が酸で溶けるかと思った程です。また行きたいなぁ(´-`)。

少し時間は戻って、クラブこけしのハセ子(22話)がまだお店に来る前の話。
オーナーは青森は十和田湖のこけし小屋に、フロアレディーのスカウトに来たときのことである。
こけし小屋では東京からスカウトマンが来るという噂で、娘達がそわとわとする中、
そんな姉様方をハセ子は諭しているのであった。
「姉様方、スカウトマンとか言ってるけど、きっとタダの女衒(ぜげん)野郎よ!」
「ハセ子ちゃん、相変わらずの古風な言い回しね・・・。でも東京よ、東京に行けるかも知れないのよ!」
「騙されないで!それに東京砂漠なんかへ行ったらきっと身も心もボロボロになるのよ!」
こけし娘達がそんなやり取りをしている中、果たしてオーナーはこけし小屋にやって来た。
十和田1
「来たわね女衒野郎!ああ、思ったとおりいやらしい目付きだわ!」
「おお!これはこれは、可愛らしくて元気な娘ではないか。君、名は何と言うのかね。」
可愛いと言われドギマギするハセ子である。
「べ、別にそんな事言われても嬉しくないんだからね!」
「よし、ではみんなの写真を撮ってあげよう!ささ、みんな並んで並んで。」
「ちょ、ちょっと何よ急にこの女衒野郎・・・、ちゃ・・・ちゃんと綺麗に撮るのよ!!」
ハセ子のツンデレぶりにオーナーはニコニコであった。
そんな感じにオーナーは色々と見て廻り、満足げにこけし小屋を後にしようとした時、ハセ子が声を掛ける。
「ちょっと待ちなさいよ女衒野郎!・・・つ・・・次はいつ来るのよ!」
「ううん・・・、まだ予定は立っていないのだよ。」
「今度写真見せなさいよね!別に待ってなんかないんだからね!!」
この頃からハセ子の東京への思いは高まり、後に上京することになるのでる。
ちなみにこのときのオーナーの写真は、その腕の悪さによりピンボケであった。
つづく
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2012年6月に青森の十和田湖に行ってまいりました。
前年高瀬時男工人がお亡くなりになられてりましたが、
工房にストックがたくさんあるよと、奥様が案内してくれました。
十和田2
このときは本当にたくさんありましたが、今はどうなのでしょう。
日焼けしないようにと紙がかけられたり、後ろ向きにされたりと、
静かに待つこけしの姿にはジンと来るものがありました。
皆素敵な人にもらわれることを願っております。

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