こけしブログ クラブこけし物語

クラブこけし物語と題したストーリーによって 所有するこけしを紹介

カテゴリ : ちょっと一息

どうもデンキです!遅ればせながらの新年一回目は、ちょっと一息29、
“クラブこけし、新春じわじわランキング”!を、初登場の私がお送りします!
デンキ正面
クラブこけしも開店から早11年が経ち、今や多くのこけし娘達が働いております。
オーナーの愛人さん経営のモデル事務所所属の娘達も合わせて、その数総勢役170名!
収集家レベルはそこまで高くないまでも、一般的には中々のものでしょうか。
さて、そんな中途半端な収集家のクラブこけしオーナーは日々こけし達を眺めながら、
「このこけし、何でかじわじわ来るんだよなー。」と思う者がいるようです。
そのじわじわ感をランキングしたようなので、オーナーのじわじわコメントに対し、
私デンキが補足解説していければと考えております。
じわじわニュアンス、はてさて皆さんの共感を得られるのか?早速ベスト5の発表です!

◇第5位 デンキ
デンキ アップ
オーナーコメント「・・・ごま摺り団子が食べたくなるな。」
解説:はい私デンキでした!岩手の“ごま摺り団子”と私の頭が似ているとか。
そうかな!?失礼な話です。でもサイズ感やシルエットが絶妙にじわるらしいです。

◇第4位 ギュンギュン
ギュンギュン
オーナーコメント「・・・うん。深く考えないようにするよ。」
解説:ギュンギュンちゃんの力強い表情にだいぶ励まされているようですね。
ただギュンギュンちゃん曰く「私、無表情でコレなんだけど・・・」だって。

◇第3位 大ママ
大ママ
オーナーコメント「・・・すいませんでした!」
解説:大ママをじっと見てると、その目力により何かを白状しそうになるようです。
大ママもその自覚はあるようで、面白がって皆にその目力を向けています。

◇第2位 よう子
よう子
オーナーコメント「・・・普通の顔してくれていいんだよ?」
解説:よう子ちゃんが常に人を笑わせにきているように感じるらしいです。
私も彼女とのにらめっこは、あっぷっぷ!の瞬間負けます。地顔だって言うからずるい。

◇第1位 キク
キク
オーナーコメント「・・・じわじわ来るなー。何でだろう・・・」
解説:栄えある第1位はキクちゃん!饅頭形の頭によるところが大きいようですが、
その他表情も含め、えも言われぬじわじわ感が未だ言語化できないようです。

さて、今回のランキングに関してオーナー曰く「好みのランキングではないよ!」と。
これまた失礼な発言と思うものの、こけしに生まれ、人様の家の棚に並んだ以上、
長きに渡りじわじわ来てもらえることは、こけし冥利に尽きるものとも思われます。
こけしは見る人を映す鏡とも言い・・・ましたっけ?何はともあれ、
じわじわ来るこけしの魅力、皆さんも試してはいいかがでしょうか?
では本年もよろしくお願いいたします。デンキでした!


デンキ
○渾名:デンキ(弥治郎系)
○工人:佐藤伝喜

新春企画は前大会に続き、まさかの二年連続開催のミスクラブこけしグランプリ!
くどいと思われるかもしれませんが、これには歴とした理由がございます。
というのも一年前の前大会は、私の無知と時代へのついていけなさにより、
大層ローテクかつアナログな審査方法でグランプリを決定していましたが、
ふと「そういうアプリがあるんじゃね?」と思ったところ・・・普通にありました。
アプリ名は『黄金比の顔 - 美しさの分析と美しさのヒント』。
一昨年前、私がアナログでせっせとやっていた作業を、他の要素も加味の上AIが判断。
かの努力を思うと脱力感極まりないアプリが既にあったのです。
そんなわけで、AIはどの様な判断を下すのか?改めて私も知りたくなったのです。
(美形顔の条件と言われる“黄金比”については、第一回大会をご参照ください)

さて、結果発表の前に補足ですが、当該アプリは顔写真をAIが判断し採点する仕組みです。
つまりAIが“顔”と認識しない画像データは採点ができないのです。
こけしの顔をスマホ撮影しアプリにかけるのですが、なんと多くが顔しとて認識されない!
木地に描いた絵は、どうやらAIは“顔”として捕らえ難いようで、成功確率は1/2程度。
このため予選落ち(判定不能)だったこけしは、今回ノミネートこけしの倍以上おり、
AI採点の土俵に乗っただけでも、かなり優秀とも考えられるのです。

というわけで前置きが長くなりましたが、結果発表に入ります!
今大会は、第一回大会参加者の再採点結果を改めて総ざらいするとともに、
新たに参加表明した者も加え、総勢22こけしに規模を拡大した盛大?な大会なりました。
結果と合わせて各こけしのコメントも紹介いたします。
==========================
総合第22位(前回不参加):もっふんママ〔4.54点〕
〇4.54_もっふんママ
「最下位!?それにオーナー!写真のバランスもおかしいもふ!やり直しするもふ!」
「ママはアップじゃないと、何度やっても顔全体だとAI認識しないんです。」
「認めない!とにかく、認めないもふ!!」

☆総合第21位(前回2位):赤んぼ先生〔4.88点〕
〇4.88_赤んぼ先生
「オーナー殿、AIは万能ではないでちよ。(震え声)」

☆総合第20位(前回4位):ノブ子〔5.26点〕
〇5.26_ノブ子
「鳴子基準とは違うみたいね。」

☆総合第19位(前回8位):たこ少女〔5.68点〕
〇5.68_たこ少女
「オーナー、ハマに沈めるわよ。」

☆総合第18位(前回不参加):若先生〔5.70点〕
〇5.70_若先生
「マドモワゼルファーストです。ケ・セラ・セラです。」

☆総合第17位(前回7位):ベトナム〔5.76点〕
〇5.76_ベトナム
「ここからまた一歩一歩だべ。へばな!(じゃあね)」

☆総合第16位(前回1位):大宮ちゃん〔5.99点〕
〇5.99_大宮ちゃん
「前回1位は過大評価です。肩の荷が降りました。」

☆総合第15位(前回9位):しょう子〔6.22点〕
〇6.22_しょう子
「期待を背負うのはつらいので、このぐらいで十分です。」

☆総合第14位(前回不参加):ササ子〔6.29点〕
〇6.29_ササ子
「ちょっと化粧し直してくるわ。もう一回やらせて!」

☆総合第12位(前回3位):ピピィ〔6.69点〕
〇6.69_ピピィ
「私がもうちょっと早く産まれていれば・・・(参:佐志馬こけしの変遷)」

☆総合第12位(前回10位):店長〔6.69点〕
〇6.69_店長
「中間管理職としては妥当なポジションね。」

☆総合第11位(前回不参加):銀子〔6.93点〕
〇6.93_銀子
「銀座に通ってるんだからこれくらい当然よ。」

☆総合第10位(前回不参加):男前〔7.06点〕
〇7.06_男前
「フッ、白洲次郎先生にはかないませんがね。

☆総合第9位(前回不参加):シカク〔7.09点〕
〇7.09_シカク
「胴模様も松竹梅なので、新年早々嬉しいです!」

☆総合第8位(前回不参加):サク子〔7.23点〕
〇7.23_サク子
「大人気なかったかしら?ウフフ。」

☆総合第7位(前回6位):ボクッ娘〔7.47点〕
〇7.47_ボクッ娘
「ボクがこんな高評価・・・、きっとよくないことが起きるわ。」

ここで前大会参加者が出尽くしました。以降ニューフェイスによる戦いです!

☆総合第6位(前回不参加):大ママ〔7.55点〕
〇7.55_大ママ
「前回お呼びがかからないことが大間違いだったのよ!」

☆総合第5位(前回不参加):鰐子〔7.73点〕
〇7.73_鰐子
「アンチエイジング効果が出ている証拠ね!」

☆総合第4位(前回不参加):チーママ〔8.08点〕
〇8.08_チーママ
「私は店の娘達の鏡であるべき存在。ひとまず面目躍如ね。」

☆総合第3位(前回不参加):イクさん〔8.12点〕
〇8.12_イクさん
「見たか小娘ども!皆イナゴを食べて出直しなさい!」

☆総合第2位(前回不参加):セイ子〔8.26点〕
〇8.26_セイ子
「よっしゃぁ!アンチエイジング最高!鰐子さん、疑ってゴメンネ!」

そして栄えある第一位は!!!
☆総合第位(前回不参加):デンゴ〔8.53点〕
〇8.53_デンゴのコピー
「シャス、ウレシッス。メヂカラノショウリッス。」

という結果でした!!
なおデンゴちゃんのAI判断に関して、ホントにパーツ拾えてる?疑惑はありますが、
結果は結果です。デンゴちゃんの目力のなせる結果でしょう。
繰り返しですがAI判断できるだけ優秀で、そして前回参加者は全て判断できたのです。
つまり私の昨年の苦労もあながち的外れではなかったのだと思いたいのです!
ちなみに私(クラブこけしオーナー)も自撮りを検証した結果は・・・8.06点!!
良い男の部類に入ってるんじゃないの?!と自慢したところで、
ここまで長々のお付き合い、ありがとうございました。AIってすごいですね。
といったところで、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

久々のちょっと一息は新春企画!華やかにタイトルの内容をお届けいたします。
その多くを女性が占めるこけし界、こんな企画もありではないでしょうか?
ジェンダー平等が謳われる昨今の風潮もどこ吹く風、とりあえず突っ走ります。

さて、「ミスこけし」を決めるための適当な客観的基準はあるのでしょうか?
浅~い検索をかけ、すぐ目に入ったのは、いわゆる美人顔の黄金比なるものでした。
人間に対してのものですが、簡単に説明すると以下のようになります。
①正面顔の縦幅において、〔額の生え際から眉尻〕、〔眉尻から鼻の下〕、
〔鼻の下からアゴ先〕、これらの間隔がそれぞれ1/3ずつである
②正面顔の横幅において、〔左目脇〕、〔左目〕、〔眉間〕、〔右目〕、〔右目脇〕、
これらの間隔がそれぞれ1/5ずつである
例
とのことですが、こけしに当て嵌めても行けるのでは?これで行ってみましょう!
なお、口の鼻下バランスについても定義がありましたが、こけしの口は小さいので、
重要視しない、というか検討が面倒くさくなるので無視しました。
というわけで都合良くミスの条件も整ったところで我が家のこけし棚を眺め、
ある程度いい線なんじゃないかと思うミス候補にエントリー願いました!
エントリー
上がエントリーメンバーの面々です。男(赤んぼ先生)も意欲的ご参加です。

こうして「美の黄金比」基準に乗っ取り審査を行いました。
基準からのばらつきは分散として数学的に処理し、
そのばらつきの最も小さい者を、最も美しこけしとして選出いたします。

〇エントリーNo1:ベトナム
01
〇エントリーNo2:ボクッ娘
02
〇エントリーNo3:シカク
03
〇エントリーNo4:ピピィ
04
〇エントリーNo5:しょう子
05
〇エントリーNo6:店長
06
〇エントリーNo7:大宮ちゃん
07
〇エントリーNo8:たこ少女
08
〇エントリーNo9:ノブ子
09
〇エントリーNo10:赤んぼ先生
10
〇審査集計
分散計算

というわけで厳正なる審査の結果、初代ミス・クラブこけしに輝いたのは・・・
ドゥルルルルルルル・・・・ドン!
大宮ちゃん
大宮ちゃん(店外32他)です!!
そして準ミスは、男ながら意欲的参加のNo10、赤んぼ先生!流石です。
3位はNo4ピピィちゃん!歳を取ると結構な婆さん顔になるという、
佐志馬一族から、若き日の一瞬の輝きが放たれた結果でしょうか。

さてさて、見事ミスに輝いた大宮ちゃんですが、これはクラブこけしオーナーである
私としても意外な結果でした。一見して地味な娘だと思っていたものです。
そんな地味な彼女を当時なぜ求めたのか。この結果をふまえ胸に手を当ててみると、
今にしてその理由に気が付かされた気がしております。
彼女の中の純粋な黄金比的美が、私の潜在意識下で美の琴線に触れたのでしょう。

「では、見事ミス受賞の大宮ちゃんからコメントを!どうかな大宮ちゃん!」
「ええと、ミスに選ばれたのは大変光栄ですが、オーナーの思いの吐露がもうムリです。」
「・・・というわけで、第一回ミスクラブこけしグランプリは大宮ちゃんでした!」

別の基準を思いついたら第二回があるかもしれません。乞うご期待!

久しぶりのちょっと一息でございます。
私の所蔵する、ないし新たに入手のこけしを紹介するべく、
本ブログ「クラブこけし物語」の“本編”が始まったのは2012年10月のこと。
本編では創作物語により一本ずつこけし紹介をしてまいりました。
しかし、それほどこけしを持っていないこと、またマンネリ化解消のため、
2014年7月から始まったのが“店外編”。
こけしを我が家から連れ出して、各所で記念写真に収めては紹介してまいりました。
時々“ちょっと一息”と称した単発企画等を織り交ぜつつ、今日に至るところです。
よく続いたものと思っていますが、新たな連載可能な新企画がないものか、
この数年間(超適当に)常々考えては、何も思い浮かばなかったというところでした。
そんなある日、とある契機により遂に、天啓のように新企画を思いつくに至りました!!!
早速発表したいと思います。新企画は第して・・・
ドゥルルルルルル・・・ドン!
“クラブこけしキッチン”です!!!
ブログ中「クラブこけしオーナー」と自称する私ですが、実は結構料理好きなんです。
そして独自のレシピ(人のレシピを見ないだけで同じかもしれない・・)を
結構持っているのではないかと、自己肯定も甚だしく思っているのです。
「え・・?別に興味ないんだけど??っていうかこけしは???」
という声がよくよく聞こえてくるところです。はい、つまり、
“私の料理をウチのこけし達に評価してもらう“それが“クラブこけしキッチン”なのです!
料理とレシピを紹介し、そしてこけしに試食の感想を聞くのです。
これまでの物語同様の妄想力と、さらには客観性も必要となるでしょう。
おすすめ料理(成功料理)ばかりが登場するとは限りません。
レシピを紹介した挙げ句、失敗料理が登場する可能性も大なのです!
「なんじゃそりゃ!」ですが、こけしを通してブログにまとめることで、
何だかけじめがつき、自分をなだめる効果も期待しているところです。
いま少しづつ準備を進めております。
果たして新企画は上手く行くか?!あくまで自身の手ごたえ判断によりますが・・・
戦々恐々
Coming Soon!お楽しみに!

新年初回なので、ちょっと一息の余談をさせていただければと思います。
伝統こけし集めとは、当然ながら何でも集めたいという訳ではなく、
“こんなこけしがほしい!”と何かしらのイメージを持ち、皆臨んでいると思います。
系統、作者(工人)、年代、サイズ、彩描、値段、、様々な理想形がある中、
総合的にバランスが良いこけしとの納得の出会いを望んでいます。
この理想形のバランスにおいて、“このパーツは絶対に外せない!!”といった、
デザイン上の比重が以上に高かいパーツを備えたこけしが私にはありました。
顔立ちや雰囲気等の大まかなものではなく、本当に部分的なデザインの話なのです。
(それを踏まえてのバランスは大事なのですが。)
そんな決め打ちの主観のもとそれに合致し、私が晴れて出会えたこけしと、
そのパーツとは一体何だったのか!?切りの良いところで10種、ご紹介します。

1、カニ菊のカニ!
カニ菊のカニ
蟹菊とも呼ばれるこの胴模様が、如何に“蟹”っぽいかにこだわりました。
というか、実演会で工人さんにお願いして描いてもらいました。
ちなみにカニ子はこれが本当に蟹なのですが、行き過ぎかなと思ったりしています。

2、梅子の梅!
梅子の梅
この梅の枝に対する神経質さは驚異です。
大野栄治工人の性格がおおらかであることを願う程、見ていて心配になります。
最近外に連れだしたので、また後日ご紹介をお楽しみに!

3、ベトナムの謎の菊!
ベトナムの謎の菊
どこかのアジアの文字のような菊模様。命名もそこから来ています。
青森に遊びに行った際、長谷川健三工人に注文したものです。

4、のど自慢のチューリップ!
のど自慢のチューリップ
そんなあっけらかんとした同模様があるの!?と意表をつかれた感じでした。
こけしの表情も相まって、スタンドマイクのごとき存在感を感じての命名です。

5、ワラビの蕨!
ワラビの蕨
やっぱりこれじゃなきゃね!という独特な有路こけしの胴模様モチーフ。
仙台は定規山のお店で蕨がニョキニョキと居並ぶ光景は、ある種の生命力を感じます。

6、ゴットハンドの手!
ゴットハンドの手
もう何も言うことはありません。手が出ちゃっているのです。
最早見て見ぬふりのできない一本なのです。

7、マント親子のマントとヘルメット!
マント親子のマント・ヘルメット
マントは分かるとして、ヘルメットをかぶるのはどういう状況でしょうか。
北風小僧の寒太郎のように、空を飛ぶといった前提での安全上の対策と推測します。

8、ギュンギュンの眉
ギュンギュンの眉
大内慎二工人の作には時折もの凄く眉力の強い作が見受けられ、どうせなら強烈な奴を
と探していたところ、凄いのがいました。ギュン!とした眉による命名です。

9、ベンガラの髪留
ベンガラの髪留
我妻勝之助の型のこの独特な赤い髪留により、入手前からベンガラと呼んでいました。
ちなみにベンガラとはインドのベンガル地方にちなんだもののようですね。

10、ピヨピヨの鬢!
ピヨピヨの鬢
毛束が後ろに流れた感じがヒヨコの羽のように見えての命名です。
私の性癖に関係するのでしょうか、何だか好きなんです。
遊佐妙子工人の本人型なのですが、訪ねてお願いした程の思い入れの強い一本です。

といった所で、あくまで私の主観によるご紹介でした。
こけしの命名に全てこだわりのパーツが反映されています。
こけしが好きになり、多少詳しくなっていくと気になりだす観点だと思います。
私などはその観点もまだまだ浅い方とは思いますが、密かな思いを胸に、
今年2020年もこけし達との素敵な出会いを期待するところです。

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