年末も押し迫ってまいりました!
時空を超えて年末の世に向けてリポートをいたしますよ!
ということで今回訪れましたのは秋田県の男鹿地方にある『男鹿真山伝承館』。
地元の人以外には中々見ることが出来なかった大晦日に行われるナマハゲ習俗を、
広く観光客の方にも知ってもらうために設立された、なまはげ体感施設なのです!
この旅行の20日後にユネスコ無形文化遺産にも登録された『なまはげ』ですが、
オーナーが訪れた時点、彼はそのような動きがあること全く聞き知っておらず、
タイムリーさの先取りという意味では謎の慧眼を発揮したと言えましょう。
さてさて、なまはげリポートとまいりましょう!おお、これはなかなかの迫力ですよ!
唸り声を上げ、子供のみならずオーナーをもビビらせながら、
秋田の伝統的な曲がり家の中を、なまはげが闊歩しております!
おっと、家の主人が準備した膳の前にどうやらなまはげが落ち着くようです!
お酒も進められ、膳の前に収まったなまはげ、結構現金なもんですね!
『来訪神』という神の一種のようですが、日本の神様にはこうした人間味があります。
おや?なまはげの一人が『なまはげ台帳』なるものを取り出しました!
どうやらこの家の人々の一年の行いが記されており、内容を読み上げては戒めるようです。
なるほど、この家の嫁は働きが悪い上に浪費家だと。辛辣ですね。
実は私、先程なまはげ氏からオーナーのなまはげ台帳を頂いておりました。
ちょっと見てみましょうか・・・これはひどい!
この煩悩の量に対して努力の少ないこと!どういうことですかオーナー!
オーナー「えへへっ」と照れておりますが、笑い事ではありません!
除夜の鐘をしっかり聞いて煩悩を浄化していただきたいものです!
というわけでほんの触りのなまはげリポート、雰囲気多少は伝わりましたでしょうか?
来年も皆様にとって良い年になりますよう!それではこの辺で失礼いたします!
つづく
=====================秋田のなまはげを始め、8県の10行事が「来訪神(らいほうしん仮面・仮装の神々」
として11月の末に世界遺産に登録されました。
しかしながらなまはげについては、高齢化、過疎化、習俗の拒絶など、
前途多難な様相、これを期に盛り返すこと、無責任ながら期待してしまいます。
伝統こけしにも多少通ずる部分があるでしょうか。私の趣味が一助となれば幸いです。
コメント
コメント一覧 (2)
「神と共に遊ぶ」又は「神を遊ばせる祭り」に溢れたこの国…「神」と称されるお方も実に色々でありますね。なまはげ諸氏のやうな、些か「○ン○のパシリ」的なお方があるかと思えば、沖縄のみるく(=弥勒)のやうな豊穣の世(=世果報←「ゆがふ」と読む)を齎し、邪神を追い出すお方もあり、だったりもします。全国の「来訪伸祭り」を追っかけて歩いたら、何やら一大論文が書けて仕舞ったりするのではないでせうか?
ところで、オーナー様も仰ておいでの「後継者難」、高齢化や過疎化については「やむを得ない」と諦めねばならぬ部分が確かにあります。(←これ等の理由により沖縄・久高島の巫女の交代の祭り「いざいほう」は最早出来なくなっている)習俗の拒否、其処には「迷信だ」「伝統や慣習に捕われて、住民一人一人のの『生きる自由』を奪うわけにはゆかない」「科学優先の現在、踏襲する意味も必要も無い」等、色々な理由があります。一方「でも残したい」人々は確かに存在しています。が、「残したい側の理由」の多くが「伝統を絶やしたくない」「この祭りが住民を護ってきたと我々は信じている」程度のもので到底、反対者の考えを翻させる程の力にはなり得ない、というケースも多いですね。賛成派と反対派の折り合い付ける「議論」よりも、「神遊ぶカブキ者」的カリスマ集団の全国行脚が必要!と、考え無しの私めなどはツイ思ってしまうのであります(汗)
もっふんママ「こけっとりさん、オーナーのつまらない話は聞き流していいもふ!クラブこけし一同、本年もよろしくもふ!最近出番が少ないもふ!」