クラブこけしでは今日もトキオとハセ子の姉妹(66話店外73他)が仲良く話している。
本物のハセ子1
「ねえハセ子ちゃん、ディズニー・A(エー)やB(ビー)はどこにあるのかしら?」
「ディズニー・エーやビー??(姉さんがおかしなことを言っているわ・・)」
トキオは筋金入りの天然なため、妹のハセ子にも俄に話が理解出来ない事がある。
「ね、姉さん、私ちょっとお茶でも入れてきましょうか!」
一度自分の中でトキオの話を整理しようとその場を離れたハセ子。
すると程なく、ハセ子そっくりの娘が現れ、トキオと話の続きを始めるのであった。
本物のハセ子2
色味の違いで明らかに別人なのだが、トキオは天然だから気づかない。
「おかえりハセ子ちゃん。何だか黒くなって、急な日焼けは体に毒よ。」
「気をつけるようにするわトキオ姉さん!ところで姉さんさっきの話、
ディズニー・エーはアメリカ、ビーはブラジルにあって、それぞれの頭文字なの!」
「なるほどね!それでディズニー・シーは千葉(Chiba)ってことね!」
「ちがーう!」丁度戻ったハセ子が突っ込みつつ、驚きの表情で自分似の娘を見る。
本物のハセ子3
「あなたは!!まさかまさか・・・!」
「あら?ハセ子ちゃんが二人。分身の術なんて、やるわねハセ子ちゃん!」
「ト、トキオ姉さん、本物です!私がリスペクトしている伝説のお方です!!」
「通りで!おどろいちゃった。初めまして本物のハセ子さん。」
「あら、もうバレました?面白いからもうちょっと成りすまそうと思ったのに。」
「妹が何だかお世話になって、これからも宜しくお願いします本物のハセ子さん!」
「トキオ姉さん、ちゃんとお名前を伺った方が・・・。」
「いいですよその呼び方で。では今日はこれで失礼します。また来ますね!」
そう言い残し店を去る本物のハセ子を、笑顔で見送るトキオ。
かたやハセ子は憧れの人物の思わぬ登場に呆然とするも、
(意外といい加減な方なのかしら・・・)とも思っていた。
彼女はなぜクラブこけしに現れたのか、それは今後明らかになっていくのである。
つづく
本物のハセ子
○渾名:本物のハセ子
(鳴子系(外鳴子))
○工人:
長谷川清一
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まさかここまでウチの“ハセ子”に似たものに出会うと思っていませんでした。
なんならば高瀬時雄工人はこれを写したんじゃないかと思うほどです。
自分が手にすると思ってなかった一本なのでおかしな渾名となりましたが。
本当に憧れのだったのでつい大枚をはたき、おかげ様で日々塩飯を食べています。