「そうですねぇ〜。どうやら積雪も4メートルを超えたようですねぇ。」
ここは青森県の酸ヶ湯温泉。「雪が見たい!」というクラブこけしオーナーの思いで、
あえて雪真っ盛りの2月、週末を利用して電車とバスを乗り継ぎやって来たのである。
「たまにオーナー、こういう謎の気骨を見せるときがあるのよね。」
「有難いことですよひで子ちゃん。おかげで私も楽しんでおりますよ。」
いつものように目を閉じ、柔らかい物腰で相槌を打つみつ子。旅館内に二人は移動する。
「ほらみつ子ちゃん、ねぶた祭りの山車だよ!あ、でもミニチュアね。残念。」
「残念なことはありませんよ。これでも十分な迫力ですよ。」
「それにしても、こんな雪深いのに旅館の営業も大変よね。」
「そうですねぇ〜。でも季節毎に良いことがあるように私は思いますよ。」
心地よい相槌を打つみつ子だが、極稀に『当たり』と称される毒舌が発作的に出る。
ひで子は早くこれを引き当てたくてワクワクと会話を続けるのである。
「そうそうみつ子ちゃん、ここの名物“ヒバ千人風呂”って混浴なんだよね。」
「そのようですねぇ〜。古き良き湯治場文化が息づいていますねぇ。」
「オーナーの目的って、もしかしたらそっちだったりしてね。」
「ダメですよひで子ちゃん、そんなこと・・あるわね!完全に鼻の下長くなってたね!
雪が見たいとか言ってたけどあのエロガッパ、本命はそっちね。」
「ちょっとまちなさい!」風呂に行こうと通りがかったオーナーがたまらず口を挟む。
「こっちは愛人をどう匿いながら入るかでそれどころではないのだよ。まったく!」
そう言いながらオーナーは愛人と共に風呂へと向かっていった。
「上手く行くといいですねぇ〜。ごゆっくり〜。」
何事も無かったように普段の物腰にもどるみつ子。
念願の酸ヶ湯温泉、豪雪も満喫しようと時期を選んで愛人と共に行ってまいりました。
混浴問題がいろいろな意味であったのですが、愛人は“湯浴み”も着ずに突入。
結論、この季節は湯けむりで1M先が見えない程。自他共に何も気になりませんでした。
(夏場は湯気が薄く、そう上手くはいかないとは旅館の方の話でした)
酸性度が以上に高く、体ヒリヒリ、目に入ると悶絶。でも良いお湯でした。
酸性度が以上に高く、体ヒリヒリ、目に入ると悶絶。でも良いお湯でした。
コメント
コメント一覧 (2)
もちっ娘「そーそー、それは能く来るあのお人ぉ~~♪」
ノブ「それって…まさかウチの良人(=おっと)のコトでは御座いませんわよ…ネ?」
ナオシ「なァ~い無い×2ソレは無い!(←太鼓判)…噂をすればソ~レ其処に~♪」
キンゾウ「お美しいお姉様方ァ~、今日もご機嫌麗しくゥ~(&愛想笑い∞)♪オーナー様より、東根のサクランボの差し入れで御座いやァ~~す!」
さくらんぼっ娘「やっぱり来た~~ァ!キャ~ッキャッキャッ(←手叩いて大笑い)♪」
キンゾウ「ヒャア~~、此奴は思いも掛けねェ大歓迎、有り難ェ×2♪」
下駄番(黒)「(小声で→)アノ↑無自覚&能天気振りったら全く底無し&変わるコト無し!…一体どーしたモンでしょ~ねェ?」
守り神「彼の久々の『朝一番のハイテンション』でありまするからして、此処で皆してわざわざぶち壊しに掛かるのは野暮の極みでありませうな。…まー、取り敢へずイジらずにおいてやりませう。」
キンゾウ「何ですって?オーナーが女風呂を覗いたって!?」
トウフ「誰もそこまで言ってないわよ。」
キンゾウ「いや~、それは下衆だね。そうなっちゃぁ、いやはやもうおしまいだ。」
トウフ「何でアンタがそんなに偉そうにいえるのよ!」
キンゾウ「そりゃあ私だって姐さま方の尻を追ったりはしますがね、風呂覗き見たいなのは御法度ですよ!まあ“多兵衛”や“行き倒れ”も、もしかしたらやってるかも知りませんけどね!しかしオーナーも最低だ。」
おきん・キン子「ああ!兄ちゃんがここぞとばかりに周りを貶めて、自分の相対評価を上げようとしている!なんだか恥しい!」
守り神「そういう余計なことを言わなければ良いものを・・・」
例によっておきんちゃん、キン子ちゃんには何ともすいません。