クラブこけしの名古屋観光2日目の朝、一行は名古屋発祥の名喫茶店チェーン『コメダ珈琲』にいた。
コメダ珈琲
「これぞ名物モーニング〜♪珈琲一杯注文すれば♪ロハでお供が付いてくる〜♪ハ〜ベベン!」
「ベンガラちゃんのハイテンションも分かるわ。本当にパンが付いてきたわよボブ美ちゃん。」
「まったくねおさげちゃん。しかもあんこトーストとは名古屋らしいわね。」
名古屋の喫茶店名物『モーニング』驚くこけし娘3人に、クラブこけしオーナーがしたり顔で言う。
「モーニングといい、金ピカのシャチホコといい、名古屋らしい何とも見栄っ張りな文化ではないか。」
「あやかっておいてその言いようはどうなんですかねオーナー。」
「地域性があってよろしいと言っているのだよ。とかく東京人は無頓着になりがちだしのう!フハハ!」
「なんだか腹が立ってきたわ。オーナー、ご出身はどちらでしたっけ?」おさげがカチンと来たようである。
「うむ?もう東京で暮らして二十数年であるよ。」
「そんなこと聞いてないわよ。長野ですよね?初めての修学旅行の行き先どこでしたっけ?」
「ええっと・・・あ、愛知県です。」
「ですよね?オーナー少年は知多半島での初めて潮干狩りに大層喜んだんですよね?」
「は、はい・・・。」
「それに愛知と長野は同じ『中部地方』のくくりですよね。よくまあお仲間を見下せたもんだわ。」
「別に見下してはおらんよ。中部地方は関東・関西に劣らぬすばらしい文化圏なのだよ!」
名古屋への悪口は何となく自分の首を締めることに気づいたオーナーの意見は変わっていく。
「君たち、東京至上主義みたいなのはいかんよ!名古屋をもっとリスペクトせねば!」
「べベベンベン!不毛な会話はそれまで!さあ、食べましょう!」ベンガラのベベンで場は収集した。
ひとモメ引き起こすほどの独特な文化『モーニング』を、こうして一同満喫したのであった。
つづく
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名古屋では何カ所も喫茶店に行き、『モーニング』も2回体験しました(1泊しかしてないのに)。
タダと言われれば満腹でも注文、さもしさを発揮してまいりました。
愛知は小学校の修学旅行で来ていたのですが、潮干狩り以外何も覚えていません。
幼少時の旅行は意識も低いので(今回は高いのか?)何だかもったいないと時折思います。