揚輝荘1
「念願ついに叶ったり!、さあさあオーナーさん、どうぞ記念撮影あれ、ベベン!」
『喫茶べんがら』と描かれた看板と並びハイテンションなのは、クラブこけしの“ベンガラ”(112話)である。
ここは揚輝荘と言う別荘内にある、赤い外壁もハイカラな近代洋風建築
『聴松閣』
大正期は松坂屋初代社長の別荘であったもの、その一部は現在喫茶店となっている。
揚輝荘2
そう、今回クラブこけしオーナーがやって来たのは愛知県名古屋市。
東京に住む彼にとって、名古屋はあえて観光するまでもないと思う
(失礼(汗))地域である一方、
その実良く知らないという事もあり、満を持してやって来たのであった。
「オーナーさん、名古屋観光よくぞ決意されました!そしてまさか新幹線“こだま”に乗って来るとは!」
「まったくであるよベンガラちゃん!まさか東京から3時間もかかるとは!」
「ケチって“のぞみ”にしなかったんだから当然ですよ。」
「おかげで東京からさほど距離もないのに気分は大旅行であるよ。」
「安ツアーですから。でも念願の
『喫茶べんがら』に来れて感激です!ベベン!」
「まあ、喜んでもらえれば何よりであるが。」
そう言い瀟洒なしつらえの撮影にオーナーが励む中、テーブルではまた別の会話がなされていた。
揚輝荘3
「ボブ美(126話)、ジャンジャン注文しよ。全部オーナーのツケよ。
「そうねおさげちゃん(86話)。『名古屋嬢』徹底研究前の腹ごしらえよ!」
名古屋嬢』の代名詞、あの豪華絢爛な名古屋巻き!実物をしっかり見てやるわ。」
ヘアスタイルには一家言ある“おさげ”と“ボブ美”の二人も
別の意気込みを持っての観光参加であった。
内心スタンプキャラに選ばれなかったことで二人はオーナーを根に持っているらしい。
こうしてクラブこけし一行の、近いのによく知らない名古屋観光が始まったのであった。
つづく
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格安ツアーも手配でき、私の中の未開の地“名古屋”に遂にやってまいりました。
素敵なレトロ喫茶店ということである本に紹介されていた『喫茶べんがら』には、
ウチのこけし“ベンガラ”を携え訪ねてみたいと
常々思っていました。
果たしてしゃちほこはキラキラと輝いているのか?ドリルのような名古屋巻き嬢には出会えるのか?
名古屋観光(一泊二日)編の始まりでございます。