クラブこけしの“ゆさピヨ”コンビ(店外編1849他)が話ながら歩いていた。
「ピヨちゃん、去年の賄いはキノコばっかり食べてた気がしない?」
「そうねゆさこちゃん。シメジにエノキにマイタケ、マッシュルーム。ほぼ連日だったね。」
「今年はお肉メニューがもっと増え・・っと言っている矢先、こんなところにエノキ茸が生えている!」
「一本で生えるエノキ茸なんてあるかしら?」
エノキとゆさピヨ
二人の前には確かに何かがニョキッと生えている。そして議論する二人にそれは俄に振り返った。
「そう、ピンポン!私の名前は“エノキ”です。」
「おお!キノコがしゃべった!」
「昨年は台風やら日照不足やらで野菜の価格が高騰していたのはご存じですか?」
「確かにめし炊きちゃんが(店外編33他)『野菜が高すぎる!』っていつも嘆いていたわ。」
「そう、ピンポン!そんな食卓の救世主がキノコだったです!
天候に左右されない安定価格!まさに食材のスターなのです!」
「キノコがスター食材なのはよくわかったわ。それであなたは何者なの?」
「私はキノコの妖精(ウソ)!つまり私がスター!
私がいればクラブこけしに素敵な賄いキノコライフが訪れますよ!」
「スターだなんて何だか凄いねゆさこちゃん!連れて行こう!」
「うん!良く分からないけど肉メニューも増える気がしてきた!」
こうして実は念願だったクラブこけしに『キノコ担当』という謎の地位で居着くことになったエノキ。
おかしな展開なのだが、皆を納得させる謎の力を正に胞子が飛散するように働かせる。
そんな不思議なキノコ推しの少女“エノキ”なのであった。
つづく
エノキ
○渾名:エノキ(土湯系)
○工人:佐久間俊雄
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61話でもご紹介の佐久間俊雄工人の別型、超小顔&胴長のエノキ茸タイプです。
あまりに独特なシルエットのため前回はクイズにもさせていただきました。
『本流にして異端』との評もいただいた(すばらしい評です)1本です。
なお私も去年はキノコを沢山食べていた気がしています。好きなので構いませんが。
キノコの
種類やレシピからして『キノコ担当』、結構重要かもしれません。