クラブこけしオーナーは恒例の紫陽花を見に、今年も北鎌倉にやって来た。
東慶寺にて、店のこけし娘“もちっ娘(40話)”を紫陽花に添え写真を構えるオーナー。
東慶寺1
紫陽花ガール2016はもちっ娘ちゃんなのだよ!口紅が差し色になって花と引き立てあっておるよ!」
「ありがとうございますオーナー。」
「しかし君は相変わらず色白でもちもちっとした肌感だのう。」
「そ、それはどうも。」
「もちっ娘ちゃん、実は今まで気になっていたのだが。」
「何ですかオーナー?」
「では単刀直入に聞こう!君は裸に紅だけ引いている的な娘のかね?」
「!!・・・オーナー、今まで私をそういう目で見てたんですか?!・・へ、変態!!」
「い、いや別に、そういう目とかではなくて、コンセプトみたいなものがあるのかなって・・・」
「キャー!誰か!この人変な目で私を写真に撮っているわ~!」
あたふたとパニックになるもちっ娘をなだめに来たのは親友の“トウフ(70話)”であった。
東慶寺2
「ちょっと、もちっ娘ちゃん、落ち着いて!」
「ああっ!トウフちゃん!オーナーが、オーナーが!」
「オーナーも馬鹿なこと聞いてるんじゃないわよ。何年こけしと付き合ってるのよ!」
「すいません・・・。」
「私たちは喫茶吉野でお茶してるから、オーナーはちょっと頭でも冷やしてらっしゃい。」
こうして一人残されたオーナーだが、内心(明確な答えを貰えなかったな・・・)と思うのであった。
つづく
=====================
こけしの胴部分のデザインをどういう目で見るか。
単に模様と思うか、服や着物的なものと思うか、人それぞれでしょう。
今回のこけしや南部系のキナキナ等、ほぼ無地タイプのものには、
そういった観点は最早ナンセンスなのですが、
他のこけしとの比較論としてつい「裸・・・?」と、思ったり思わなかったりです。