クラブこけしの秋旅行でやってきたのは奈良。
仲良し二人組のゆさことピヨピヨ(102話、店外編18)のとりとめのない会話がつづく。
「やってきましたねぇ奈良!いつも出不精のゆさこちゃんなのに今回よく参加したね?」
「よくぞ聞いてくれましたピヨちゃん。そもそも
クラブこけしの発起人は私なのよ。」
何かしら。何だか空気が獣臭いわ。あ、ごめん。で?」
「だから時々こうして存在感を示しておこうと思って。オーナーも忘れかけてるわ。
そもそも私がいなければ
クラブこけ・・・」
奈良1
「鹿!鹿よ!ゆさこちゃん!」
ピヨちゃん聞く気ないわね。」
「私たちの胴模様が色をそえて、何だか花札の図柄みたいね。」
「うん確かに。♪は~なぁも~ 嵐も~ ふ~みこぉえて~♪」
「どうしたのゆさこちゃん急に歌って。」
「いや、正月にオーナーと花札やったとき歌ってたから。オーナーのおばあさんが歌ってたんだって。」
「正月にそんなことしてたんだ・・・。」
「ところで
ピヨちゃん、猪鹿ときたら何?」
「それは蝶でしょ。あの牡丹柄の蝶で猪鹿蝶。花札の役よね。」
「それがさ、オーナーは雁だって言い張るの。猪鹿雁で『嵐』って役だって。」
「何それ!超ローカルルールだよ!」
「だよねー。私も納得いかなくてさ。そういうのは前もって・・・」
「きゃっ!鹿の糞踏んだ!あ、ほら、春日大社見えてきたよ!」
ピヨちゃんって結構自由よね・・・。」
そんな女子っぽいとりとめの無い会話ながらもテンションの上がりつつある二人の観光はつづくのである。
つづく
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というわけで、奈良旅行編に入ってまいりました。
内容薄いかもですが、当面これで引っ張りそうです!
紅葉模様のこけしだったらもっと完璧な写真でしたね。
花札のルールは小学生以来なのでもう忘れてしまいましたが、
猪鹿雁はどうやら信州のローカル役だったらしいこと、
そして♪花も嵐も~♪という歌が『
旅の夜風』という歌だったこと、最近知りました。
マニアックな話ですいません。