伊豆熱川の『バナナワニ園』では、クラブこけしのこけし天然娘“サーバ”(107話、店外編31)が、
ワニの水槽前で何やらごにょごにょと喋っているようである。
「・・・うん、うん、なるほど。温泉の地熱で冬も快適なのね。
え!?私がアマゾンの蛇の模様に似てるですって?ダメよ、だからって噛まないでね・・・」
その光景にクラブこけしのオーナーが気付き、サーバに聞いてみるのであった。
「サーバちゃん、まさか君は動物と話ができるのかね。変わり者だとは思っていたが・・・。」
「やだオーナー見てたんですか。一人芝居ですよ!私、不思議ちゃんなんかじゃありませんよ!」
「一人芝居!?それはそれで十分変わっておるよ・・・。」
「そんなんじゃないです!そうだ、あっちにマナティいるんですよ。記念写真撮ってくれませんか?」
こうして日本で唯一というアマゾンマナティーの水槽前に移動したサーバとオーナー。
撮影のタイミングを計っているオーナーだが、サーバが何やらモゾモゾとしている。
「ちょっ・・・やめて、少し大人しくしてて・・・、頭がムズムズするわ・・・」
「どうしたのかねサーバちゃん。」
「あ、いえオーナー。何でもないです。何も感じてませんよ。私普通の娘ですから。」
マナティがサーバの頭に吸いついているような写真構図を見ながらオーナーは思う。
(ああ、やっぱりサーバちゃん何か感じるんだ。変わった娘だのう・・・。)
店では天然で少し変わった娘と認知され始めたサーバであり、
本人はそれを否定して行きたいいらしいが、滲みでるものは押えられていないという。
ワニの水槽前で何やらごにょごにょと喋っているようである。
「・・・うん、うん、なるほど。温泉の地熱で冬も快適なのね。
え!?私がアマゾンの蛇の模様に似てるですって?ダメよ、だからって噛まないでね・・・」
その光景にクラブこけしのオーナーが気付き、サーバに聞いてみるのであった。
「サーバちゃん、まさか君は動物と話ができるのかね。変わり者だとは思っていたが・・・。」
「やだオーナー見てたんですか。一人芝居ですよ!私、不思議ちゃんなんかじゃありませんよ!」
「一人芝居!?それはそれで十分変わっておるよ・・・。」
「そんなんじゃないです!そうだ、あっちにマナティいるんですよ。記念写真撮ってくれませんか?」
こうして日本で唯一というアマゾンマナティーの水槽前に移動したサーバとオーナー。
撮影のタイミングを計っているオーナーだが、サーバが何やらモゾモゾとしている。
「ちょっ・・・やめて、少し大人しくしてて・・・、頭がムズムズするわ・・・」
「どうしたのかねサーバちゃん。」
「あ、いえオーナー。何でもないです。何も感じてませんよ。私普通の娘ですから。」
マナティがサーバの頭に吸いついているような写真構図を見ながらオーナーは思う。
(ああ、やっぱりサーバちゃん何か感じるんだ。変わった娘だのう・・・。)
店では天然で少し変わった娘と認知され始めたサーバであり、
本人はそれを否定して行きたいいらしいが、滲みでるものは押えられていないという。
つづく
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こけしと動物を並べると、何だか話でもしているかのように見えますが、
このポヤーンとした顔立ちがなおさらです。
マナティという動物、一度見たいと思ってたものが、まさか伊豆にいるとは知りませんでした。
大層可愛らしく、そしてデカい!
鯖湖こけしのポップな胴模様はリゾート感のある風景にもお似合いです。
こけしと動物を並べると、何だか話でもしているかのように見えますが、
このポヤーンとした顔立ちがなおさらです。
マナティという動物、一度見たいと思ってたものが、まさか伊豆にいるとは知りませんでした。
大層可愛らしく、そしてデカい!
鯖湖こけしのポップな胴模様はリゾート感のある風景にもお似合いです。
コメント
コメント一覧 (2)
マナティーとジュゴン、同じ海牛目ですが生息地や身体の各部の形状など結構異なる部分がありますね。その中で「一発で見分けられる特徴」って一体何でしょーか?(←多分、直ぐ気付くと思いますヨ…ニヤリ♪)
さて、マナティとジュゴン、同じものだと思っていましたが、マナティを見ていて印象的だったのが、でっかいシャモジの様な尾ひれ。そう思って調べてみるとやっぱりそのあたりがジュゴンとのわかりやすい見分け方だったのですね!尻ひれの丸いマナティは全体丸々とした印象で、そしてつぶらな瞳。本当に可愛らしかったです。
<以下おまけの実話>
水槽前で写真撮影をしていると、子供達が駆け寄ってきてサーバをむんずと掴み上げた。
サーバ「あーれ―!あ、でも子供と触れ合うの久しぶりかも!」
オーナー「ちょっ、君達!」
子供「何やってるの?」
オーナー「うっ・・・写真をだね・・・その・・・(説明するの面倒くさいし、なんか恥ずかしい!)」
子供達は動揺するオーナーを不憫に思ったか、サーバを置いてまた走り去って行った。
子供たちの興味は当然であり、逆に自分の行動が如何に浮いたものであったかを痛感したオーナーであった。