福島の飯坂温泉、鯖湖湯でオーナーがスカウトしてきた新人のこけし娘を、
チーママがクラブこけしの娘達に紹介して回っていた。
「ボクッ娘ちゃん、ボンちゃん、ゴヘイちゃん(33話74話ほか)。サーバちゃんを紹介するわ。」
サーバと皆
呼ばれた3人娘、とりわけ何かとコンプレックスを持っている和服姿のボクッ娘は、
そこにいた赤と黄のボーダー姿の、垢抜けた雰囲気のこけし娘に圧倒されていた。
「ボンジュール!サバ?」サーバが挨拶をする。
「え?え?フランス語?鯖?」ボクッ娘がドギマギとしている。
「ボクッ娘ちゃん、『サバ?』っていうのはフランス語で『元気?』的な意味よ。」ボンボンが説明する。
「ウフフ、そうなの。私、鯖湖湯出身だから気に入って挨拶に使っているの。サーバです。よろしくね!」
彼女のポップな胴模様や
垢抜けた挨拶に魅了されてしまったボクッ娘は、
キラキラとした眼差しでサーバに話しかける。
「ねえねえサーバちゃん!好きな食べ物とかって何かしら?」
「ウィ、ワサンボン!」
「ええ!何それ!フランスのお菓子?私も食べてみたいな!」
「ボクッ娘ちゃん、『和三本』って言っただけなんじゃない?」ボンボンがボソッと突っ込む。
「じゃあ、じゃあ、サーバちゃん特技とかって何かあるの?」
「そうねぇ、特技っていうか・・・、マンセイビェン・・・かな!」
「えー!『マンセイビェン』!?何?フランスの遊び?なんだかオシャレー!!」
「だからボクッ娘ちゃん、『慢性鼻炎』って言っただけだと思うよ。」ゴヘイも突っ込む。
「もう、サーバちゃんってほんとフレンチな感じに垢抜けてるわね!」
「ありがとうボクッ娘ちゃん!また今度ゆっくりお話しましょうね!」
チーママと去っていくサーバは、予想以上に自分の思わせぶりジョークが受けたことに驚いていた。
一方ボンボンとゴヘイは、ボクッ娘の憧れに対する新しい一面に新鮮さを感じているのであった
つづく
サーバ
○渾名:サーバ(土湯系)
○工人:渡辺幸典
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飯坂温泉で
渡辺幸典工人を訪ね手に入れたキン型(でいいのかな)です。
その胴模様により、現在我が家で最もポップな存在感があります。
和風なこけしの中にあって、ちょっとオシャレな異国の香りすら感じてしまいます。
空耳フランス語、ほかにも色々あるようで、調べるとなかなか面白いです。