3月5日のこと、私(クラブこけしオーナー)が改めて店(こけし棚)をシミジミ眺めていると、
一部から不満めいた声が聞こえてくるような気がしました。
ひな壇2
店に居ついた謎の春の妖精という設定の“ヒナオ”と“ヒナコ”(店外編711本編104話)が、
何やらブスブスと言っているような。
そこでハッと思い至りました。そういえばこれはただの『ねまりこ』じゃなかった!
このこけし達の本分をすっかり忘れていました。
そもそもこれは雛こけし。雛飾りのお内裏様とお雛様でした。
私は男なのでとんと無頓着で、既に雛祭りも終わっているのですが、
急いでダンボールとガムテープと絵の具でひな壇をこさえてあげました。
そしてちびこけしを呼び集めたものがこれです!以下こぼれ話でございます。
ひな壇1
「いやー、すいませんでしたヒナコさん。これで許してくださいな。」
「もう3月5日であるぞよまったく!鳴子へ帰るところじゃったわ!のうヒナオさん。」
「まあヒナコさん、オーナーにしては頑張った方でおじゃろう。この赤もなかなか・・・
って、ちょっと待つでおじゃる!!このぼんぼり、綿棒でおじゃろう!なんと貧相な!!」
そんなやり取りをしつつも2人をなだめつけたオーナーであった。
一方他のこけし娘達がヒソヒソ話をしている。
(オーナー、これいつまで飾る気かしら?雛祭りの意味分かってるのかしら?)
(多分当分このままだよ。見てよあのご満悦な顔。結構力作を作ったつもりっぽいよ。)
ひな壇3