クラブこけしの社内サークル『乳製品同好会』(第52話)の第2回会合が開催される運びとなった。
これまでのメンバー、会長の“巨乳”以下、ゆさこ、筒、アイス、ムグムグに加え、
ムグムグのモデル事務所の同僚である“おたふく”も今回より参加することとなった。
その名の通り福々しいほっぺたと、服にはお付きの達磨爺を従えたこけし娘である。
おたふくと同好会
巨乳「では第2回乳製品同好会を始めます!今日はメンバーが一人増えます。では自己紹介をどうぞ!」
おたふく「初めまして、おたふくと言います。今日のテーマは私の提案で、
『牛乳ババロア』とさせていただきました。みなさん、はりきって一緒に作りましょう!」
挨拶が終わると、おたふくの服の達磨爺が慌てておたふくに言う。
達磨爺「お嬢!せめて牛乳寒天になされ!!さもないとほっぺがさらに・・・」
爺が言いかけると、ゴスッという鈍い音がおたふくの足下から聞こえ、爺が悶絶していた。
その福々としたほっぺたを大変気にしているおたふくは、達磨爺に内側から膝蹴りをいれていた。
乳製品を前にした彼女はもう誰も止められないのである。
ゆさこ「なんか今鈍い音がしたけど、おたふくちゃん大丈夫?」
おたふく「心配しないで。さあ、さあ、作る量はなんと、バケツサイズです!各自1バケツずつですよ!!」
巨乳「すばらしい乳熱(乳製品への情熱)よ、おたふくちゃん!」
達磨爺「お嬢!だから、ゼラチンの取りすぎはセルライトとなって、さらにほっぺが・・・」
ゴスッと再び鈍い音がする。
ゆさこ「おたふくちゃん本当に大丈夫?あれ、達磨が白目むいてる。」
おたふく「おほほほ、気にしないで!さあ作るわよ!」
そして、各自本当にバケツサイズの牛乳ババロアを作り始めた。
確実に食べきれないと悟ったゆさことアイスは、2人で1バケツとしたが、それでもきつかったという。
しかし、巨乳・ムグムグ・おたふく・筒はバケツ牛乳ババロアをぺろりと平らげるのであった。
彼女らの乳製品への愛(乳熱)は、単にお腹のすいていた筒を除いては本物である。
程なくして目を覚ました達磨爺は、満足げなおたふくの顔を見てため息をつくと、
「お嬢、今日はジョギングで帰りますぞ!」と言い、
徐々に平常心を戻りつつあるおたふくは、またやってしまったと乳製品の魔力を恨みつつ、
気になるほっぺをタプタプさせながら、ジョギングで出ていくのであった。
つづく
おたふく
○渾名:おたふく(津軽系)
○工人:本間直子
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ほっぺたの充実感が素晴らしいこけしです。
本間直子工人は写真でしか拝見したことは無いのですが、
このこけしと雰囲気はなんとなく近いのかしらと思っています。
これに限らず、こけしとそれを作る工人さんの顔立ちが
似ている物が結構あると最近感じることがよくあります。