クラブこけしには“巨乳”と呼ばれている、乳製品大好きなこけし娘がいる。(第15話
そんな彼女の提案により、乳製品を愛好する社内サークル
『乳製品同好会』は発足するのであった。
同好会には、オーナー愛人経営のモデル事務所からも参加者がおり、
ムグムグと呼ばれるそのこけし娘は、その渾名のとおり、よく口をムグムグっとし、
何かに堪えるような表情をしていることの多い娘であった。
彼女も乳製品は大好きで、巨乳とは普段から仲が良かった。
そんなわけで、乳製品同好会の第1回目会合が開かれるに至り、
メンバーは会長の巨乳、以下、ムグムグ、アイス、ゆさこ、筒、でスタートしたのである。
なお、後ろ2人は(何か食べられるなら何でもいい)的なノリで参加したようである。
ムグムグと同好会
巨乳:「みなさん!同好会スタートですよ!まず、皆の乳製品への想い『乳熱』を確かめ合いましょう!」
ゆさこ:「『ちちねつ』??早速なにか食べられるんじゃなかったの・・・」
巨乳:「実食は最後よ!乳製品意識の向上も目的なんだから。ムグムグちゃんどうかしら。」
ムグムグ:「はい。牛乳やヨーグルト、チーズは無論乳製品ですが、ピザやシチュー等、
乳製品を材料に使ったら、私的にそれはもはや乳製品です。豆乳の出る幕はありません!」
巨乳:「さすがの乳熱だわムグムグちゃん。私も豆乳は認めないわ。」
アイス:「アイスも乳製品という事でいいですか?今後実食メニューにでますか?」
巨乳:「ナイス乳熱よ。もちろん、今後幅広くアイスも取り上げていくわよ。」
筒:「会長!早く実食しましょう!シチューですか?グラタンですか?もしやビーフストロガノフですか?」
ムグムグの話で乳製品の定義が広がった筒は、こってり系を期待し、よだれを湛えて聞いてきた。
巨乳:「では、発表します!今日の実食メニューは・・・牛乳プリンです!!ムグムグちゃんの提案よ!」
筒:「・・・・・・。」肩すかしを食って、明らかにがっかりしている筒であった。
しかしながら、その日は皆で牛乳プリンを食べ、和やかに会合は終わったのであった。
なぜ牛乳プリンだったのか?実はムグムグは歯が痛く、あまり噛まなくてよいセレクトの結果である。
早く治そうと思いつつも、ふん切りがつかず、堪えていたらムグムグという渾名まで頂戴したのであった。
後日無事治療もしたものの、渾名はそのままの“
ムグムグ”で据え置かれたという。
乳製品への愛『乳熱』は巨乳に負けないものをもっている娘である。
つづく
ムグムグ
○渾名:ムグムグ(津軽系)
○工人:阿保正文
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キリリとしていながらも、色白・ふっくらとしていてとても可愛らしいこけしです。
巣鴨にて正文工人にその場で絵をつけていただきました。
小さなこけしなのですが、絵付けも細かく、
口元のむぐっとした感じがまた愛嬌があります。