クラブこけしのオーナー(30代後半)が散歩をしていると、から二人の可愛いこけし娘がくるのが見えた。
仲良さそうにきゃっきゃと話しながら歩いており、2人並ぶとでその可愛らしさには輪がかかって見え、
オーナーはを目をキラキラさせながら見入ってしまうのであった。
こけし娘は一人を白っ娘、もう一人を黒っ娘といった
その名の通り、白っ娘は色白でおしとやかそうな雰囲気があり、
黒っ娘は、少し日に焼けた肌色と、おきゃんな雰囲気を持った娘であった。
白っ娘と黒っ娘
たまらず声をかけるオーナー。
「お嬢さん方!お兄さんはクラブこけしのオーナーであるが、うちでバイトせんかね。」
突然の呼びかけに二人は会話を止め、オーナーを見た後、お互い見合っていた。
こういった輩の対応には慣れたもので、白っ娘が返事をした。
「ちょっと待っててくださいね、お兄さん」ウハウハのオーナーである。二人は後ろを向いて相談を始めた。
「白ちゃん、何これ。超キモいんですけど。」
「うん、キモいね。ガチオヤジだね黒ちゃん。」
「クラブのオーナーとか言ってなかった?」
「うん、言ってた。あたし、うっすら知っている所だよ。」
「バイト代いいのかな?」
「やめときなよ黒ちゃん。なんか、目キラキラで待ってるのが、もう無理なんですけど。
「ちょっと聞くだけだってば。」そう言って黒っ娘がふり返った。
「お兄さん、バイト代は良いの?」
「そりゃあ、もうご安心なさい。まあ、その、あれだよ。お年頃の君たちなら、まあ、ほれ、
やる気次第ではボーナス的なものも、はずまないでもないのだよ
白っ娘が黒っ娘に耳打ちする。
「無理無理。お年頃とか言ってるし。なんかもう、エロい感じになってるし。
「そうだね」そして黒っ娘がオーナーに言う。
「お兄さん、一旦モデル事務所に戻って、社長と相談しますね。
それを聞いたオーナーは青ざめた。モデル事務所社長とはオーナーの愛人である。
「き、君達!そこの
娘さんだったのかね!この事は社長には黙っていてくれんかねっ」と言ったものの、
後日社長にバレ、その勧誘のエロオヤジっぽさについて、オーナーはキュウキュウに搾られたという。
しかし、それぞれの素性が分かったところで、黒っ娘も白っ娘も、
時々クラブこけしに遊びに来てくれるようにはなったのであった。
つづく
白っ娘
○渾名:白っ娘(山形系)
○工人:高崎栄一郎

黒っ娘
○渾名:黒っ娘(遠刈田系)
○工人:
佐藤保裕
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2体の入手時期や、その似たようなバランスによって、
セットで並べるととても仲良しさんに見えたので、2体合せてのご紹介でした。
高崎栄一郎工人のこけしは、比較的サバサバしたイメージのある
小林系列のこけしにあって、結構スイートな表情をしていると感じます。
佐藤保裕工人の方の肌の黒さは、梨の木を使っているからとのことでした。
遠刈田こけしはまだまだ勉強が足りないのですが、
佐藤廣喜型というのがどんな感じのものをいうのか
まだよくわかっていないので、調べてきたいと思っています。