久しぶりにクラブこけしのスタッフ採用希望者がやってきた。
その日は、オーナーも、もっふんママも不在だったため、チーママ(第5話)が面接にあたるのだった。
「えーと、じゃあ面接を始めるわね。アイスちゃんていうのね。」
チーママが提出された履歴書を見ながら言う。
好きなもの:アイスクリーム全般。特技:雪印のスノー坊やの物まね。等々書いてある。
(スノー坊やねぇ。確かに似ているわ。)と思うチーママであった。
アイスとチーママ
「あなた、アイスクリームが大好きなようね。」
「はい!今日も手ぶらでは何なので、お土産にアイスを持ってきました。ガリガリ君一箱ですがどうぞ!
「真冬にガリガリ君ねえ・・・。本当に好きなのね。」
そう言いながら思案をするチーママ。
「そうねぇ。うちのオーナーもママもいい加減だけど、私はちゃんとやる気を見るようにしているの。
じゃあ、アイスちゃんはもしうちに入ったら、どんな目標を立てて、
その目標をどんな手段で達成するのか聞かせて頂戴。

「はい!!私がクラブこけしに入ったら、お客様に『ここのアイスはうまい』と言ってもらえる
お店になる様にがんばります!そのに常に冷蔵庫はアイスでいっぱいにしておきます
予想外の突飛な意気込みに意表を突かれるチーママであるが、やる気は感じた様である。
この面接に陰で聞き耳を立てていた、ゆさこ、筒、巨乳が遠くから合いの手を入れてきた。
ゆさこ:「アイスクリーム最高!パピコ最高!
筒:「冷蔵庫をアイスで満タン大賛成!」
巨乳:「乳製品ならアイスでもうれしいわ!」
三人はただアイスを常に食べたいだけである。
ため息をつくチーママ。基本、よっぽど悪い娘でなければ採用の方針ではあった。
「まあ、やる気があるのは分かったわ。とりあえず頑張ってみて頂戴。
でも、冷蔵庫をアイスで満たさなくていいからね。
遠くでゆさこ、筒、巨乳がぶーぶー言っているが、それはチーママに無視される。
「はい!がんばります!クラブこけしのアイスクリーム部門は任せてください!」
そう言ってスノー坊やのごとくニッコリするアイスであった。
(そんな部門うちに無いわ)と思いつつも、アイスの笑顔をみていたら、
ハーゲンダッツをなんだか食べたくなってきたチーママであった。
つづく
アイス
○渾名:アイス(蔵王高湯系)
○工人:石山和夫
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あまり気にしていなかった型のこけしなのですが、
山寺の石山こけし店で実際に見たところ、思いのほか可愛らしくて気にいってしまいました。
親切にお話をしてくれた石山和夫工人の人柄にもよるところも大きいです。
他のこけしと共通性の薄い独特なデザインなのではないでしょうか。
雪印のスノー坊やに似ているなあとすぐに思いました。
スノー坊や
↑スノー坊やです