クラブこけしのスタッフは大方個性が強く、それをまとめ上げるのはなかなか大変である。
かつてもっふんママに説得され、クラブこけしに復職したチーママ(第5話)であるが、
ここ最近それらの管理に手を焼いており、オーナーに相談するのであった。
「オーナー、クラブこけしのスタッフが増えたのは良いのですが、管理的立場の娘が少なすぎます。
をサポートできる娘を増やしてはもらえないでしょうか。
ママにも相談したら、“あなたなら大丈夫もふ”と言うのですが、あまりに楽観的すぎて・・・

「あい分かった。しばし待ちなさい。」
早速、管理職スカウトにとあるこけし屋に向かうオーナーだった。
そのこけし屋でこけし娘達を眺め「かあええ娘がたあんとおるのう。」
と、本来の目的を忘れつつあるところ、はっとチーママを思い出す。
「いかん、かわいいだけでなく、管理職向きの娘の選考をせねば。しかしなかなかこれが・・・」
そうして改めてこけし娘達を眺める中、一人に目を止めてオーナーが驚く。
「て、店長!!」
店長と店長
言われたこけしはビクッとするが、何のことやらわからない。
それは、短髪で凛々しい顔立ちのスラッとした娘であった。
凛々しさの中にも、鬢に付けたリボンがチャーミングである。
「店長・・・俺、店長のこと幸せにします
「あの、さっきから意味が分からないのですが。店長って何なんですか?」
「え、ああ、うん、とにかく君を“店長”と名付けよう。
我に返った感のあるオーナーは、漸くクラブこけしの事や管理職スカウトの旨を説明した。
「なるほど、そういうことですか。私でよければ力になりましょう。
管理職的な意味で“店長”というわけなのですね。
「うん・・・まあ、そうです。ではよろしくお願いします。」
実は、店長という渾名は、最近オーナーがハマっていたテレビアニメ『夏雪ランデブー』の
花屋の“店長”から来たものであり、このこけし娘の短髪とイメージが重なった故らしい。
このところオーナーは“店長”萌え中なのであった。
しかし、このこけしの店長の表情やその物腰から、このスカウトは間違っていないと
オーナーには思われた。
お店に戻り、チーママに店長を紹介すると、チーママは大層感謝するのだった。
ちなみに、この店長は自分の切りすぎた短髪を気にしており、
リボンでなんとかバランスをとろうとしている、かわいいところのある娘なのである。
つづく
店長
○渾名:店長(肘折系(雑系?))
○工人:本間久雄
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こけし棚を眺めたとき、そのバランスとして、まとめ役的なこけしが
ある割合で必要ではと感じるようになりました。
そんな中でこの凛とした柏倉勝郎型のこけしは、
思いのほかそう言った力を持っていました。
あくまで私のストーリーの中での話なのですが。
短髪なのでサバサバした性格のこけしかしらと感じました。

なお、『夏雪ランデブー』知らなかった方には唐突ですいませんでした。
ざっくり言うと、花屋の店長とバイト君のラブストーリーです。
m(_ _;)m